Nottaの無料版は、短い音声の文字起こしにどこまで使えるのでしょうか。
お仕事AI検証室では、架空の打ち合わせ原稿を一人で読み上げ、1分27秒と3分30秒の2回のテストを行いました。
今回確認できたのは、短い音声では日時や金額などの重要情報が正しく文字になったこと、そして3分を超えて録音できても、保存後の全文表示には制限があることです。
今回の検証条件
使用したのはNottaのWeb版・フリープランです。有料プランの無料トライアルは利用していません。
原稿には、会議日時、3人の名前、費用と予算、担当者ごとの作業、そして「まだ承認されていません」という否定表現を含めました。内容はすべて架空です。
1回目は原稿を一度読み上げ、2回目は原稿を繰り返し読みました。検証は一人での読み上げであり、複数人が発言する実際の会議は試していません。
検証日:2026年9月7日
1分27秒のテスト:日時・金額・担当内容は正しく残った
最初の録音では、次の情報を原稿と照合しました。
・会議日時:9月15日、火曜日、午後2時30分
・参加者:田中さん、佐藤さん、鈴木さんの3名
・資料作成費:税込み12,800円
・予算上限:20,000円
・残りの予算:7,200円
・資料の共有期限:9月14日、午後5時
・3人それぞれの担当作業
・提案はまだ承認されていないこと
表示された文字起こしでは、これらの情報に誤りは見つかりませんでした。数字は「一万二千八百円」などの漢数字になっていましたが、意味は一致しています。
ただし、今回の結果だけで「日本語の認識精度は100%」とは言えません。音声の長さ、話し方、周囲の音、専門用語などが変われば、別の結果になる可能性があります。

3分30秒のテスト:録音はできても、全文は読めなかった
次に、3分を超える音声で確認しました。
録音中には「無料プランでは、3分分の文字起こしのみ閲覧可能です」という案内が出ましたが、録音は3分30秒まで続けられました。
停止してノートを開き直すと、03:12の時刻が付いた段落までは見え、その下の部分はぼかされていました。さらに「音声の一部はテキスト化されていません」という案内が表示されました。
今回の操作では、「3分で録音そのものが停止する」という動きではありませんでした。一方、3分30秒の音声を録音できたからといって、文字起こしの全文を無料で読めるわけでもありません。
なお、画面には3分を超える時刻の段落も表示されたため、表示制限が厳密に3分00秒の位置で区切られるとは断定できません。

録音中の誤認識が、保存後に修正された
長い方のテストでは、「契約するかどうか」と読んだ部分が、録音中には「ケアするかどうか」と表示されました。読み間違いではありません。
しかし、録音を停止して保存後のノートを確認すると、「契約する」に修正されていました。
このため、今回は「保存後も残った誤認識」としては数えていません。録音中に見えた文字だけで判断せず、保存後の結果も確認する必要があると分かりました。
すべての誤認識が保存後に修正されるかどうかは、今回のテストでは確認できていません。
「月120分」と「1回3分」は別の上限
検証時点のNotta公式料金ページでは、フリープランについて「文字起こし時間:120分/月」「1回につき3分まで」と案内されています。
月120分という数字を見て、「120分の会議を一度に全文文字起こしできる」と考えないように注意が必要です。
最新の条件は、Notta公式料金ページで確認してください。
https://www.notta.ai/pricing
今回の結論
今回の1分27秒の読み上げでは、確認した日時・金額・担当内容・否定表現が正しく残りました。短い音声で使い勝手を試す用途には、無料版でも検証できることがあります。
一方、3分30秒の録音では、保存後に全文を読むことはできませんでした。長い会議の議事録に使うなら、月間の利用時間だけでなく、1回あたりの制限も確認する必要があります。
本記事は2回の操作結果をまとめたものです。複数人の会話、雑音がある環境、有料版の性能、ファイル出力の可否は今回の検証対象に含めていません。
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